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【省エネ性能】遮熱と断熱の違いは?「遮熱透湿シート」で夏涼しく

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2025.07.19

皆さまは、遮熱または日射遮蔽という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

遮熱は、断熱同様、室内の温度環境を快適に保つための性能です。

とりわけ、夏場の屋内温度上昇を抑えるのに効果を発揮するため、毎年のように猛暑が続く昨今、さらに注目度が高まっています。

 

遮熱と断熱の違い、遮熱性能を高める仕様について、順に見ていきましょう。

 

【断熱と遮熱の違いは?】

・断熱

断熱の主な目的は、熱の移動を抑えることで、冷暖房で温度を調整した空気を外に逃がさず、室内の温度を安定させることです。また壁内部や窓を伝わる熱の量を減らし、外気の影響を受けにくくします。

 

・断熱性能を高めるための部材は?

床、壁、天井部などの断熱材、断熱窓、断熱ドアなどを用いて断熱性能を高めることができます。

 

・遮熱(日射遮蔽)
遮熱は、外部からの熱を遮断することに重点を置いています。太陽光や外気温を遮熱シートや遮熱効果のある窓ではじき、建物の内部に熱が伝わるのを防ぐことが目的です。とりわけ夏場の屋内温度の上昇を抑えることができます。

 

・遮熱性能を高めるための部材は?

遮熱シート、遮熱窓などを用いて遮熱性能を高めることができます。

 

住まいに断熱と遮熱、両方の性能をプラスすることで、1年を通して快適な温熱環境で快適に暮らすことが可能です。

次に、遮熱性能を備えた部材の例として、遮熱・透湿・防水の3役をこなすデュポン™タイベック®シルバーをご紹介します。

 

【透湿・防水・遮熱シート『デュポン™タイベック®シルバー』とは?】

ハウスデザインが標準採用している『デュポン™タイベック®シルバー』は、高い遮熱性能、防水性能、透湿性能を兼ね備えた透湿・防水・遮熱シートです。

高密度ポリエチレン不織布「タイベック®」にアルミニウムを蒸着し、抗酸化樹脂コーティングを施した透湿・防水・遮熱シートは、壁内で場所を取らず3つの性能を発揮することが可能。非常に丈夫で、長期間にわたり優れた遮熱性と防水性を維持します。

出典:『デュポン™タイベック®シルバー

 

高い遮熱性

アルミニウムの高い赤外線反射率(約85%)により、夏は外部からの輻射熱を反射して室内の温度上昇を抑え、冬は室内の熱放射を防いで暖かさを保ちます。

優れた透湿性

極細繊維構造により、湿気を外部へ逃がし、結露や湿気による建物の劣化を防ぎます。

高い防水性と耐久性

高密度繊維構造が水を通さず、抗酸化樹脂コーティングによりアルミニウムの酸化劣化を防止。10年相当の耐久試験においても、性能の低下はほとんど見られません。 

 

強靭性

施工時の引っ掻きや引っ張りにも耐える強度を持ち、タッカー穴の広がりも軽微です。 

 

防蟻防腐剤への耐性

撥水性の高い樹脂コーティングにより、防蟻防腐剤の影響を受けにくく、シートの防水性能を維持します。 

 

それぞれ異なる方向性から、温熱環境を整える断熱と遮熱。

家づくりの際は、ぜひ両方の性能に配慮して住まいづくりをしている住宅会社を選んでください。

 

▽ハウスデザインの住まいの省エネ性能については、こちらをご覧ください

https://www.designers-jyutaku-yamagata.com/advantage05/energy/

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