地震に強い注文住宅とは?住宅の耐震について解説します!
2021.02.15
注文住宅を建てようと考えている方で、地震の対策に不安がある方はいませんか。
日本は地震が多いため、耐震の要素は大切です。
そこで今回は、注文住宅の耐震について紹介します。
□耐震等級について
皆さんは「耐震等級」という言葉をご存知ですか。
注文住宅を建てるときに耐震の話をしますが、この言葉は頻繁に出てくるので知っておきましょう。
耐震等級とは、建物が地震に対してどのくらい強いかを表す指標のことを指します。
ランクは3つに分かれます。
耐震等級1は建築物基準法で定められた最低限の耐震性能を満たしている建物です。
大地震が起きても即倒壊しないものの、その後に大規模修繕や建て替えの必要があるでしょう。
耐震等級2は耐震等級1の1.25倍の耐震強度を持つ建物です。
このランクであれば、大地震でも即倒壊しないで、かつ一定の補修があれば住み続けられます。
学校や病院などはこのランク以上の建物で、目安としてわかりやすいでしょう。
耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の耐震強度を持ち、最も頑丈な建物です。
このランクになれば、大地震が起きても、軽い補修をするだけで十分です。
消防署や警察署はこのランクを備えている場合が多いです。
□耐震を考えるときのポイントについて
続いては、注文住宅を建てるときに、耐震について考えるポイントを3つ紹介します。
1つ目は、地盤調査を行うことです。
いくら耐震性能が高い場合でも、地盤が弱いと建物が倒壊します。
そのため、最初に地盤の状態を確認しましょう。
もし弱いと分かった場合、地盤改良を行う必要があります。
2つ目は、耐震等級を確認することです。
先ほど紹介した耐震等級ですが、地盤と同様に大切な要素です。
地震に対して安心感を得たい方は、耐震等級2または3を選ぶと良いでしょう。
3つ目は、信用できる専門業者を選ぶことです。
耐震性能の高い住宅を維持するためには、適切な品質管理や作業が大切です。
特に木造住宅の場合は職人の質によって耐震性能は影響を受けるため、注意しましょう。
しかし、注意するといっても、知識がない方にとっては難しいでしょう。
さらに、耐震工事は家を建て終わるときには壁に隠れるため、しっかりと工事されたか確認するのは困難です。
そのため、施工体制がしっかりしていたり、長年の実績があったりする専門業者に依頼しましょう。
□まとめ
今回は、注文住宅の耐震について紹介しました。
耐震工事をしっかり行っていない場合、大地震で家がすぐに倒れてしまいます。
最初に地盤の強度を調べ、信頼できる専門業者に耐震工事を依頼しましょう。
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